基本の大麦粉生地の作り方
粉類に水をしっかり行き渡らせる→寝かせる→表面がつややかになるまでこねる。この基本のステップを覚えれば、生地作りは簡単です。基本の分量は水餃子なら20個分、麺なら1人分、餅なら1枚分。扱いやすい量なので、まずは基本の分量で作ってみてください。
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大麦粉50g
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強力粉50g
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水60ml
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打ち粉(大麦粉)適量
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Step 1.
ボウルに分量の粉を入れて、菜箸で表面を平らにならす。粉はふるわなくてよい。
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Step 2.
水を2〜3回に分けて回し入れ、その都度、菜箸でよく混ぜて粉に水を吸収させる。
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Step 3.
水を全部入れたら、ボウルについた粉をこそげ落としながら、さらに全体に水を行き渡らせるように混ぜる。菜箸についた生地もすべて取る。
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Step 4.
ぽろぽろになるまでしっかり混ぜる。
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Step 5.
ぽろぽろになったら、箸を手に替えて、指先で全体をまとめていく。ボウルについた粉を生地につけるようにしながらまとめる。
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Step 6.
手のひらで押すようにしながら、ひとかたまりになるようにまとめていく。
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Step 7.
表面がなめらかになったら、固く絞ったぬれ布巾をボウルにかけて常温で30分寝かせる。
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Step 8.
7のボウルから生地を取り出して台にのせる。
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Step 9.
手のひらの付け根で生地を押し出すようにこねる。外側の生地を内側にローリングさせる。これを一定方向に2~3回繰り返す。生地を90度回転させ、同様にこねる。
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Step 10.
9の作業を繰り返し、生地の表面がなめらかになったらこね上がり。
餃子の皮を作る
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Step 1.
基本の大麦粉生地(上記参照)を取り出し、台において半分に切る。均等な太さになるように両手のひらで転がして、20cmほどの棒状のものを2本作る。
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Step 2.
1の生地を1回切るたびに90度回転させながら、1本を10等分に切り分ける。
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Step 3.
2の生地に打ち粉を振り、両手で軽く転がすようにして全体にまぶす。
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Step 4.
ひとつずつ、切り口を上にして、手のひらで垂直に押しつぶす。
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Step 5.
片手で生地を持ち、麺棒を手前から中心部に向かって転がして生地をのばす。麺棒は生地の中心部で止めて戻す。
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Step 6.
生地を片手で回転させ、生地をのばす。この作業を繰り返し、直径8cmまでのばす。
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Step 7.
生地がすぐに乾いてしまうので、5枚作ったら、すぐにあん(あんの作り方はこちらを参照ください。)を包む。また生地を5枚のばし、あんを包む、の工程を繰り返すとよい。
あんを包む
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Step 1.
皮の中心に大さじ1杯ほどのあんをのせる。(あんの作り方はこちらを参照ください。)
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Step 2.
左手で持ちながら、皮を二つ折りにして、中心をつまんで閉じる。手前の皮の右端をつまんでひだを作り、隣にさらにひだを作り、中心まで4〜5つのひだを作りながら閉じる。
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Step 3.
右手に持ちかえ、左手で2と同様にひだを作りながら中心まで閉じる。
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Step 4.
最後は縁全体をつまんで、きちんと閉じているか確認。
茹でる
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Step 1.
鍋にたっぷりの湯を強火で沸かし、餃子を1個ずつ手で入れる。
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Step 2.
蓋をして再び沸騰させる。
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Step 3.
2の蓋をとり、中火にし、あんに火が通るまで茹でる(3〜5分)。上に浮かんできたら、網杓子なので沈めながら茹でる。
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Step 4.
皮がふっくらと膨らむのが、茹で上がりの目安。網杓子ですくい、水けを切り、器に盛る。